サザエの栄養・美味しい調理法・保存方法を一挙に紹介!

サザエはコリコリとした食感が特徴です。噛んだときに磯の風味が口の中に広がって、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。旬の時期になるとスーパーにも生きたサザエが並び、手軽に買うことができます。ですが、あなたはサザエのこと、どれだけ知っていますか? サザエにはたくさんの栄養素が含まれており、ちゃんとおいしい食べ方があります。この記事ではサザエに含まれる栄養素やおいしい食べ方、正しい保存方法などをご紹介します。次回サザエを買ったときのために、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1.サザエの栄養素

あまり知られていませんが、サザエにはうれしい栄養素がたくさんあります。

・目に優しいビタミンB1

サザエには目に優しいビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は目の疲れを取る効能があり、パソコンで仕事をする人は特に摂取してもらいたい栄養素です。目だけではなく、ビタミンB1が足りていないと疲れやすくなったり、体調不良を起こしたりするので、「体に疲れがたまっているな」と思ったら積極的に摂取するようにしましょう。

・心筋の働きを正常に保つ作用があるタウリン

タウリンには肝臓の動きを活発にする作用があります。実は栄養ドリンクの主成分として使用されているほど、注目度が高い栄養素なのです。具体的には、血液中のコレステロールを減らし、善玉菌を増やす作用があります。タウリンを摂取することによって糖尿病の予防にもなるので、非常に優秀な栄養素です。

上記のの栄養素2つ以外にもタンパク質やビタミンA、ビタミンKなども含まれています。

2.鮮度の高いサザエの見分け方

市場に行くと、生きたままのサザエが売られています。生簀に入れられたサザエを買うときは以下のような点をチェックすると新鮮かどうかが簡単に分かります。

・蓋を触ると激しく動く
・殻をつつくと、さっと蓋を閉じる
・周りからの刺激が何もないと触角を出して動き出す

反対に以下のようなサザエは新鮮ではないので選ばないようにしましょう。

・黒い汁が出ている
・悪臭がする
・触っても動かない

サザエの内臓は非常に腐敗が早く、食中毒を起こす危険性があるので要注意です。黒い汁が出ていたり悪臭がするものは、新鮮ではないどころか腐っている証拠なので、絶対に食べなでください。生簀に手を入れられるチャンスがあれば、ぜひ確認してみてください。

3.サザエの美味しい調理法

サザエをおいしく食べる方法はご存じですか? 豪快に一口で食べるのもいいのですが、部位別にカットの仕方を変えると二度楽しめます。下記ではサザエのおいしい調理法をご紹介します。

① サザエ全体が浸るくらい水を入れる
②お湯が沸騰したら中火にし、塩を適量入れてさらに10分茹でる
③茹で上がったら殻から取り出したサザエを軽く水洗いする
④身と肝の部分に分ける(肝は奥の緑と白の部分)
⑤身はスライス、肝はぶつ切りにする
⑥わさび醬油につけて食べる

切り方を変えることで二種類の食感を楽しめるので、大きめのサザエが手に入ったらぜひこのようにカットしてみてください。

4.殻付きサザエの保存方法

<冷蔵保存>
■必要なもの
・キッチンペーパー
・深めの保存容器
・新聞紙
・3%の濃度にした食塩水

■手順 ①容器の下にキッチンペーパーを2〜3枚敷く
②その上に蓋を下にしてサザエを並べる
③食塩水で湿らせた新聞紙2〜3枚をサザエの上にかぶせる
② 容器に蓋をせずそのまま野菜室で保存する

食べる前まで生きたまま保存する必要があるので、サザエが容器の中で活動ができるように大きめのものを準備してください。また、野菜室で保存するのにも理由があり、普通に冷蔵庫に入れてしまうと寒過ぎてサザエが死んでしまう恐れがあるためです。サザエは家に届いてから冷蔵保存で通常2〜3日間持ちます。これはあくまでも目安なので、できるだけ早く調理するようにしましょう。

<冷凍保存>
■必要なもの
・ジップロック

■手順 ①サザエを鍋に入れ、全部が浸るくらいまで水を入れる
②お湯が沸いてから10分程度茹でる
③ザルにあげて冷ます
③ 殻をつけたまま、または殻から身を取り出してジップロックに入れて冷凍庫に入れる

解凍後殻から身を出さずに冷凍した場合は、解凍せずにそのままサザエのつぼ焼きとして調理することができます。ただ、つぼ焼き以外の調理を考えているのであれば、殻から身を取り出して冷凍庫に入れておくとと調理のときに便利です。冷凍保存は約1ヶ月持ちますが、一度解凍したサザエはどうしても味が落ちてしまいます。少しでも鮮度を保つために、2〜3日以内に食べられないと分かったら早めに冷凍庫に入れてください。

まとめ【サザエは栄養もあり冷凍保存もできる食卓の味方】

サザエはおいしいだけでなく、栄養がたっぷりと詰まっている食品です。冷凍保存もできるので、最長で1ヶ月間は日持ちさせることができます。どのサザエが新鮮なのかも簡単に見分けることができるので、自宅でもおいしいサザエを食べることができるでしょう。

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