大好きな大入島で死ぬまで漁師を続けたい。 この島で生きていきたい。

合同会社新栄丸

代表者
宮本新一

業種
牡蠣養殖販売・海産物加工販売

 

私たちは大分県佐伯市大入島で“日本初の牡蠣養殖”に挑戦している漁師です。ニュージーランドで行われている牡蠣養殖の生産性の高さに惚れ、2019年から大入島で始めました。 このやり方で生産性高く儲かる漁業を確立し、子どもたちがあこがれるような漁師になりたい!と「大入島オイスター」の立ち上げを決意しました。

ロジェクト概要

はじめまして!

大分県佐伯市大入島で“日本初の牡蠣養殖”をしています合同会社新栄丸の宮本新一(みやもとしんいち)と申します。2018年から手探りで牡蠣養殖を始め、全国の養殖業者の仲間たちに出会い、今では全国のお客様に、育てた牡蠣や大入島の海で獲れる産品をお届けしています。

真牡蠣

 漁業の衰退、人口減少、高齢化…大入島の危機

私の住む大入島は、 佐伯湾に浮かぶ面積5.56 km²の島で、人口は650人程です。島の主要産業は漁業ではありますが、42歳になった私でさえ、まだまだ若手として重宝されるほど高齢化が進んでいます。私は漁師が好きで海の仕事を死ぬまでやりたいと思っていますが、島の未来を考えたとき、漁師としての仕事をこのまま続けられるのか不安になる夜も少なくありません。

近隣の漁場も管理者が高齢のため漁ができず、ひじきやわかめなど収穫されないままほったらかしにされている場所も多くあります。

このような大入島の危機をどうにか乗り切る方法はないか。大好きな漁師の仕事を死ぬまで続けられる道はないかと考えていた時に、牡蠣養殖に出会いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シングルシード養殖との出会い

大入島で漁師を続けるために活路を見出したのは牡蠣養殖。従来の牡蠣養殖とは異る方法で養殖をすることで、効率よく育成でき持続可能な漁業を体現できる素晴らしい方法の牡蠣養殖に出会いました。

それは、ニュージーランドなどで採用されている「フリップファームシステム」という養殖方法で、写真のようなカゴの中に牡蠣を入れ育てていく「シングルシード養殖」と言われる養殖方法の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリップファームシステムとは

ニュージーランドのカキ養殖業者が採用するこの高効率の養殖方法の特徴は、牡蠣を揺らすことで殻に向かう栄養素を身に凝縮させること、天日干しにすることで適度のストレスを与え旨味を増すこと、そして何より特徴的なものが「専用船を使って牡蠣カゴを回転」させ、揺らしと天日干しのタイミングをコントロールすることで最高の牡蠣に仕立てることができる点です。

また、このシステムは養殖カゴへのごみの付着を最小限に減らすことができ、海を汚さないエコな仕組みでもあります。従来のやり方では数十トンというゴミが発生していましたが、この方法ではほぼ0になります。

 

 

私たちのビジョン

私たちはまだまだ小さな養殖業者ではありますが、3年以内に100万個以上の牡蠣を育て、国内外を問わず大入島の豊かな海で育った牡蠣を食べてほしいと願い、「大入島オイスター/OONYUJIMA OYSTER」というブランドを立ち上げ、準備を進めています。当初は迷いながらの事業ではありましたが、実際に自分たちの育てた牡蠣を食べてみて自信と勇気が湧きました。

また、海と山は密接につながり、海と人、海と食、海と生活、海と命、、海と人間の営みは切っても切れない関係があります。そのために自然循環型の漁業を行う必要があり、海から得たものを山へ巡らせ、循環させる必要性を強く感じています。「環境・経営・牡蠣の品質」この3つのバランスが調和した仕組みを作ることで、島の未来、大きくは佐伯市の発展にまで及んだ事業を計画し、「持続可能な漁業」を目指したいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

持続可能な漁業の模索

海の栄養は大地からの贈り物で、海の中で成長する際に必要な栄養は大地のお陰です。牡蠣はその恩恵を受けながら、大量の海水を体内に取り込み海水を浄化することで地球への恩返しをしています。また、牡蠣殻は良質なカルシウムとして農業利用も可能で、自然や畑に戻り、新たな命の糧となることから農業、林業などに重宝されています。大入島で育った牡蠣の殻を活用した農林業とのコラボレーションも実際にスタートさせています。

  


牡蠣の種に関しては、佐伯市外からの品種も併用しながら、できるだけ大入島特産の地種を活用したオーガニックな牡蠣の生産を目指します。目指すのは、作れば作るほど、食べれば食べるほど佐伯の海、山、川や生き物、みんなが幸せになれる牡蠣。そして大好きな大入島で死ぬまで漁師を続けられる…そんな養殖を目指したいと思っています。

 

佐伯市シングルシード養殖牡蠣協議会について

私が実践しようとしている牡蠣養殖方法はとても効率的で、佐伯の土地だからこそ実現できる特殊なものです。日本や海外からの視察者の方たちもこんなに恵まれた漁場は珍しいと口をそろえておっしゃいます。佐伯の未来を支える産業の一つとして牡蠣養殖が成長することは、私たちの会社が成長していくのと同じかそれ以上に大切なことだと考えています。

  

そのため、私の考えた養殖方法や効率よく牡蠣を養殖するために必要な機械は、協議会のメンバーであれば共有して使えるようにしています。牡蠣を選別する機械や、種を剥す機械など、協議会として機械を保有し、若手や後継の方たちがより良い養殖環境で仕事ができるように整備を進めています。また、視察なども積極的に受け入れながら牡蠣養殖全体の底上げにも貢献できるように努力をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後のスケジュール

大分県内で100万個の牡蠣養殖を行う漁場はまだ1つもありません。私たちは、大分県トップレベルの牡蠣養殖をここ大入島、佐伯市で実現させようと考えています。2020年では30万個の養殖に成功し、2021年には100万個以上の養殖を実現させます。

100万個以上の生産となると私たち家族や従業員だけでは人手が足りないため、私の培ってきた養殖技術、種苗方法などを惜しみなく後継へと伝え、大入島で牡蠣養殖をしながら若者が生きていけるような道筋を切り開いていきたいと考えています。いつか若者がワイワイ牡蠣を育ててる。そんな島にしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

応援カートの紹介

大入島での牡蠣養殖はまだ始まったばかり。知名度も低く、取引先も多くありませんが、美味しいカキと未来へつながる漁業を皆さんに応援していただきたいと思っております。

また、COVID-19の影響による飲食店への出荷の減少、国内市場・海外市場への出荷停止など生産者として厳しい現実が目の前に横たわってはいますが、自力で生き抜く術として、下記商品を用意いたしました。

みなさんの応援をいただけますと幸いです。

 

 

応援カート 1口 15000円

応援カート内訳
① 当店オンラインショップで利用できるお買い物チケット 15,000円分

新栄丸のECサイトにご登録いただき「応援カート」を購入いただきます。
その際に当店で活用できる15000円分のポイントをプレゼントいたします。


② 大入島オイスター/OONYUJIMA OYSTER サポーター証書 

私たちの活動に賛同いただける方たちにサポーター専用カードをお届けいたします。

③大入島オイスター/OONYUJIMA OYSTER(真牡蠣・岩牡蠣)の特別商品先行販売

特別商品の先行販売や旬入りのお知らせ、生育の様子などをいち早くサポーターの皆さんにお知らせいたします。

④佐伯市シングルシード養殖協議会への寄付 1000円

 いただいた支援金の一部を佐伯市シングルシード養殖協議会へ寄付させていただきます。

ポイントの利用は順次可能で、お好きな商品を選ぶことが可能です。おススメは新作真牡蠣、旬入りを迎える大入島原産の真牡蠣、会員限定年末スペシャル商品です。準備の目処が立ち次第、HPやメールにてお知らせいたします。(12月ころにはお知らせできる予定)

 

1口 10000円
 お買い物チケット10000円分、協議会への寄付1000円

1口 7000円
 お買い物チケット6500円分、協議会への寄付1000円

1口 5000円
 お買い物チケット4000円分、協議会への寄付1000円

1口 3000円
 お買い物チケット2000円分、協議会への寄付1000円

※購入に際して、当店オンラインショップにて会員登録をお願いいたします。

 

当店オンラインショップ

https://www.shinei-maru.com/

応援カート商品一覧

https://www.shinei-maru.com/shop/products/list.php?category_id=9

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