大分合同新聞 GX に掲載されました。

【選ばれたい‼ ブランドカキ】② 新栄丸(佐伯市)

 

12月27日の大分合同新聞GXに新栄丸、大入島オイスターの現状が掲載されましたのでお知らせです。

みなさんの応援のお陰で、着々と進化しております。今年も大変お世話になりました。来年も引き続き応援よろしくお願いいたします!!

 

~~記事全文~~

佐伯市の大入島では「大入島オイスター」の養殖が進んでいる。新栄丸(佐伯市片神浦)の宮本新一代表(44)は「フリップファームシステム」という養殖法を、日本で初めて導入。最先端の技術を生かし、より高品質な商品を追い求めている。

フリップファームシステムは、プラスチックのかごの中にカキを入れ、かごを定期的に回転させる方法。かごを動かすとカキの表面が天日干しの状態になり、▽殻の形や大きさが均一になる▽殻の表面が汚れない▽身に栄養が行き渡りやすい―などの利点がある。作業は専用の機械を使用。ここでの作業負担が減ることで人を他の作業に回すことができ、総生産量の増加にもつながる。

宮本代表によると、大入島オイスターは塩分濃度が高めで、ワインなどによく合うのが特長。新栄丸のオンラインショップで、10~15個3500円(税込み)から購入できる。商品のほとんどは殻付き。カキは殻付きの方が1個当たりの単価が高くなり、殻をむくなど工程を経ると安くなっていくという。

コロナ禍の影響を受け、大都市圏のオイスターバーや市場からの注文は減少。一方で産直サイトやふるさと納税の返礼品として人気を集めた。香港、マレーシア、ベトナムなど、輸出にも力を入れている。

目指しているのは味、品質、見た目を良くし、よりいいものを出し続けること。最新のシステムを使っている現場には、世界中から視察に来る人が後を絶たない。

今後の課題は、より遠くに販路を広げるため日持ちをさらに長くすることや、生産量確保のための仲間づくりなど。宮本代表は「新鮮で味もいい、しっかりとした品質を保ち続けることが大切」と力を込めた。